寝息。
誰かの寝息に聞き入ったことはあるだろうか。
人の寝息というのは何だか幸せな気持ちになる。
そもそも寝息が聞けるということはその人がこちらを信頼してるからこそのことだろう。
自分を信頼してくれている人が手の届く範囲、もしくは声が聞こえる状態で安心して眠っているというのはとても嬉しいものだ。
私には遠距離の恋人がいる。
会えるのは2ヶ月に一回ほど。
頻繁に会うことは難しい。
そのため毎晩寝る時に電話を繋げているのだが、あちらが先に寝ることが多いため寝息をよく聞く。
言ってしまえばただの空気の音のはずなのにとても愛おしく感じる。
人間とはそんなものにも感情を抱く想像力豊かな生き物なのだろう。
やや惚気になってしまった。
不快な思いをさせたなら申し訳ない。
ふと思ったことのつぶやきだ。